設立の趣旨
エステティック産業は、健康や美しさへの関心の高まりを背景に、癒し系サービス業の中心的存在として、また、余暇・健康市場の中でも高い成長が見込まれる市場として、近年その発展が期待されています。
反面、消費者トラブルも依然として存在し、エステティック産業全体の更なる発展のためには。契約取引や施術サービスに対する消費者からの信頼を確立することが不可欠といえます。
こうした背景に基づき、エステティック業界では、産業の適正化に向けて様々な取り組みを実施してまいりましたが、2003年6月、経済産業省が発表した「エステティック産業の適正化に関する報告書」を受けて、翌年5月、特定非営利活動(NPO)法人日本エステティック機構(JEO)が設立され、エステティック認証制度に関する検討を開始いたしました。
日本エステティック試験センター(JEEC)では、機構(JEO)の「エステティシャン指針(2007年5月発表)」に基づいて発表された、エステティシャン試験制度に関する「認証基準」及び「認証基準運用規定」に則した試験制度「エステティシャンセンター試験」制度を構築し、その概要を2009年12月に発表いたしました。
そして機構(JEO)の認証を受けるべく申請の準備をスタートさせ、2010年6月認証を取得いたしました。
これにより、当センターの「エステティシャンセンター試験」の合格者は、一定水準の知識と技術を有していることが客観的に証明され、消費者にとっては、エステティシャンの技能に関して安心・安全の目安が得られ、エステティック業界としても、資格基準が明確になることで技能の信頼性が高まります。
当センターでは、エステティック業の信頼とエステティシャンの社会的認知を高めることを目的とし、本試験制度の実施・運営・管理をおこなってまいります。